夏川りみ ![]() 声が美しいにも程がある。 古来、天使の歌声とたとえられる歌手は数多くいましたが、私にとって、「夏川りみ」こそがまさに天使のような存在ですな。いや降臨した弥勒菩薩かなあ。 実際、夏川りみさんの歌を聞かれた方や、お会いされた方のお話には、よく「心が浄化されるようだ」という言葉が出てきますよね。 とにかく、この歌手の唄う時代に生きることができて、本当によかった。 この人が沖縄から出現したというところ、そして非常に苦労を重ねてきたというところが、またスゴイ。 最近の新生沖縄音楽ブームをリードしているのは、夏川りみとBEGINであることは間違いない。なかでも夏川りみは実に幅の広い世代の多くの人々に感動を与え、これまで考えられなかったほどの新しい沖縄音楽ファンを増やしましたね。いわゆる仕事人間として生きてきた中年の男性のファンも多いというのがいいね。もちろん私もその一人であります。 おかげでハマリましたねえ。すっかり沖縄フリークになってしまいました。 沖縄文化の素晴らしさのとりこになっちゃったなあ。 バブルの時代が終わって、不景気、リストラ、テロ事件と暗い出来事の多い21世紀に、夏川りみが出現したことは、本当に救いですね。時代が求めていたんでしょうか。 世の中悪いことだけじゃないさ。夏川りみの歌の世界に浴するという幸せを味わうことが出来るんだから。 何度もコンサート等ライブに行きましたが、その感動は、ちょっと言葉では書きつくせませんね。 涙そうそう状態になったことが何度あったことか。 「鳥よ」ではいつも涙が頬を伝います。「涙そうそう」「いとしい人へ」も同じです。「芭蕉布」や「ファムレウタ」でもうるうる状態になったことがあります。 微妙なのは「童神」「てぃんさぐぬ花」であります。歌に酔いしれるのですが、ぐっとくるので、危ない危ない!(笑) 静かに落ち着いて、陶然と気持ちよく聞けるのは「道しるべ」「島々清しゃ」「満天の星」でしょう。 楽しく浮き浮きするのは「安里屋ユンタ」と「心のかたち」ですね。古謝美佐子さんとのジョイントの場合は、これに「豊年音頭」が加わりますね。 テレビでも、夏川りみさんの出演する番組を録画するようになりました。 最初の紅白は、録れなかったのですが、それ以降の番組はほとんどチェックしています。中でも、「徹子の部屋」や「スーパーフライデー」は感動しましたね。2003年だけで、夏川りみTV出演ビデオが5本たまりました。 時々、繰り返して見ては楽しんでおります。変ですかねえ? ところで、私には、夏川りみのこれ一枚!おすすめのCDというのは、とても挙げられません。全てなんです。 とにかく聴いてみてくださいな。一応、全CDタイトルを挙げておきます。 『夕映えにゆれて』 『花になる』 『涙そうそう』 『南風』 『てぃだ~太陽・風ぬ想い~』 『道しるべ』 『空の風景(けしき)』 『鳥よ』 『童神~ヤマトグチ~』 『ファムレウタ~子守唄~』 『沖縄の風』 DVD『琉球の風』 『微笑みにして』 『涙そうそう~Special Edition~』 (2004.5.1) ![]() 第二世代も50歳台に突入しはじめた。大工哲弘を先頭に、古謝美佐子、我如古より子、上原知子らの歌声はそれぞれ個性的で、熟練された世界を展開させている。 私にとっては、BEGINにはじまる沖縄第三世代が、今、目が離せないところである。 つまりBEGIN、元ちとせ、夏川りみ、普天間かおりからモンゴル800に至るまで、沖縄音楽抜きに21世紀日本の音楽シーンは語れない。 その中心が、まさに夏川りみである。 紅白歌合戦三年連続出場、日本レコード大賞最優秀歌唱賞受賞というのは、夏川りみという歌手が沖縄音楽を持ちながら国民的歌手として支持されていることを如実に示している。 第一世代、第二世代の偉大な努力を経て、今や沖縄音楽はヤマトの音楽の源流と融合し、太く大きな流れとなるにいたったのだ。 夏川りみのコンサートの観客層がすごい。いつも子供からお年寄りまで性別年齢等を問わず、非常に幅広いのに驚かされる。 こんなに多くのファン層がいる歌手というのも珍しい。 かくいう私も50歳台になったおっさんであるが、夏川りみのコンサートでいつも生き返り、明日への活力を得ているといっても過言ではない。 最近では、沖縄音楽全般へと興味が広がり、神谷千尋、内里美香、やなわらばー、ヒルギといった若い歌手も知ることができて、おじさん生きてて良かった状態である。 それにしても、私の原点は、夏川りみである。 先般は、石垣島に行き、夏川りみさんの母君の経営するお店までお邪魔し、ご姉妹の皆さんにもお話を伺い、非常に幸福なひと時を過ごすことができた。(写真参照) おそらく夏川りみという立ち幅の広いポピュラーな歌手がいなければ、私が沖縄音楽に目覚めることもなかった。 夏川りみの歌に出会ったおかげで、私の前に大きな世界が広がった。 これからも何度も何度も沖縄を訪れ、沖縄音楽を楽しみたいと思っている。 ありがとう沖縄! イラヨイマーヌうちなーの世! (2005.3.12) つづく |
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